2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

親鸞聖人の三度の夢告

『歎異抄』第16章に回心(廻心)という言葉が出てきます。犯罪者が罪を悔い改め、更生を誓う意味として用いられたりもしますが、キリスト教では「かいしん」、仏教では「えしん」と読み、信仰の転回を意味します。「すべての宗教に普遍的な現象で、回心なく…

いまを生きる

お釈迦さまの教えの原点は、「散心(さんじん)から定心(じょうしん)へ」という点にあったとわたしは思います。あれこれと思い悩み散漫なこころを不善とし、まったく波立っていない湖面のように澄み切ったこころを善とします。しかし唯識がこころのはたらきを5…